【完全解説!!】アクティブベースとパッシブベース!それぞれのメリット デメリット!!

当ページのリンクには広告が含まれています。
passive-vs-active
うさな

ベース買おうとしたらアクティブベースとパッシブベースって単語が出てきたんだけど、何が違うの?

みなさんこんにちは。てらです!

皆さん、アクティブベースとパッシブベースって何が違うかご存知でしょうか?
初心者の方はなかなか分かりませんよね。
筆者も初心者の頃はチンプンカンプンでした。

そんな方に向けてパッシブとアクティブの違いが簡単に判る記事を書きました。
ベース歴23年、バンド歴20年色々なベースを見てきた筆者がわかりやすく解説します!

この記事を読めば初心者の方や、ベースの購入を考えている人もアクティブとパッシブの特色がわかるようになりますよ。

この記事を読めばわかる事

  • アクティブベースとは?
  • アクティブベースとパッシブベースの違い
  • アクティブベースとパッシブベースのメリットとデメリット

筆者が所有するアクティブベース YAMAHA TRBX605のレビュー記事はこちら


目次

アクティブとパッシブとの違い

アクティブとパッシブの違いは簡単に言えば電池を使用するか否かです。

アクティブ=電池を使用する
パッシブ= 電池を使用しない

ベースのボディ裏に電池を入れるボックスがあるかどうかは大きい判断材料になります。
※ベースによってはキャビティ(裏蓋)内に搭載されているものもあります。

くまじろう

なぜアクティブベースは電池が必要なの?

アクティブベースに電池が必要な理由

一般的なアクティブベースは本体内にプリアンプを内蔵しています。
プリアンプを駆動させるためには電力が必要で、電池で補っている事と言うわけです。

プリアンプとは

電気信号増幅させたり、音質を調整するための物になります。

アクティブベースにも種類がある?

アクティブベースの括り内にも2つのタイプが存在します。

  1. アクティブピックアップをしようするタイプ
  2. アクティブサーキット(プリアンプ)を使用するタイプ

上記の2種類が存在します。

とても簡単に説明します。

アクティブピックアップとは

アクティブピックアップとはノイズ(ザーとかガーとかいう雑音)を拾いにくい構造のピックアップなのですが、そのままの状態だと音が小さすぎて使えないと言う弱点があります。

そこで、電池の力を使い信号を増幅させて出力を上げる事で弱点を補っているのです。
そのためパッシブピックアップに比べノイズが少なく出力も大きいのが特徴です。

しかし、電池が切れると音が出なくなるデメリットもあります。(アンプ等を使用の際の話し)

アクティブサーキット(プリアンプ)とは

パッシブピックアップとの組み合わせで使用される回路のようなものです。
特徴としてはパッシブに比べ多彩なイコライジング(音色を変化させる事)が可能で、出力信号も劣化しづらい特徴があります。

また、アクティブピックアップと違い電池が切れてもアクティブサーキットをバイパス(通さない)させる事で音を出すことが可能です。

ピックアップに触れている記事はこちら

アクティブベースのメリット

  1. ノイズに強い
  2. 音質劣化が少ないので輪郭のはっきりとしたハイレンジで高出力な音が出る
  3. 手元で多彩な音作りが可能
  4. 現場のアンプに依存しない音作りができる

①ノイズに強い

「アクティブベースの種類」の見出しの方でも書きましたが、ノイズに強いのが特徴の一つです。

②音質劣化が少ないので輪郭のはっきりとしたハイレンジで高出力な音が出る

音質劣化が少ない為ハイレンジで、ギラギラと表現されるような輪郭ある音が出ます。
そして、プリアンプで増幅させるので出音も大きのが特徴です。

音質劣化が少なく、高出力な為エフェクターの効きもパッシブに比べていいです。

③手元で多彩な音作りが可能

プリアンプを内蔵しているのでイコライザーを手元で調整できます。普段アンプなどで行っている音作りが手元で可能になります。

④現場のアンプに依存しない音作りができる

プリアンプのを搭載しているのでベース自体である程度の音作りが可能なため、現場のアンプに依存せずコンスタントな音作りができる。

アクティブベースのデメリット

demeritr
  1. 電池が切れると音が出なくなる
  2. 電気系統のトラブルがパッシブに比べ多い
  3. 加工された音に感じ、アンサンブルに合いづらい事がある
  4. ピッキングニュアンスの表現力が乏しい

①電池が切れると音が出なくなる

電池が切れると音が出なくなります。
電池残量が少なくなると逆にノイズが乗ったり、音が小さくなったり、音質も変化してしまいます。
電池が切れてもバイパスができるモデルであれば致命傷は避けれますが、そうでなければ楽器としての存在意義がなくなる自体です。

ライブ中にそのような事態になると目も当てれないのでライブ前に予め交換しておいた方がいいでしょう。

因みに、ジャック(シールド線)が刺さっている状態がONとなるのでジャックを刺したままにしていると電池の減りが早くなりますのでご注意を。

電気系のトラブルが多い

電気系統が複雑故にパッシブに比べ故障の頻度は上がります。

③加工された音に感じ、アンサンブルに合わない事も

プリアンプのお陰でコンスタントに同じ音を出しやすく、派手で目立つ音を得意とする一方で、パッシブに比べ曲調やジャンルを選ぶ傾向があります。

ピッキングニュアンスの表現力が乏しい

繊細なタッチで弾いても、強く弾いてもパッシブほど表現力が豊かではなく、出音に反映されにくい

パッシブベースのメリット

  1. 木材の持つ良さを伝えることができる
  2. 電気系統のトラブルが少なさ
  3. 温かみがあり、曲調、ジャンルを選ばない万能な音
  4. ピッキングニュアンスも表現力豊か

①木材の持つ良さが伝わりやすい

プリアンプで音を作るアクティブに比べパッシブは楽器を構成する材質だったり、状態により音が変化します。
そのため、楽器1つ1つで音の個性がアクティブに比べ出やすいと言えます。

②電気系統のトラブルが少ない

アクティブに比べシンプルな電気系統をしているためトラブルはアクティブよりは少ない。

③温かみがあり、曲調、ジャンルを選ばない万能な音

パッシブは高音の音質が劣化していているのですが、その相対効果で低音が出ているように感じます。
そのため、暖かいアナログな音に聞こえます(レコードに癒される感じと同じ)
どんな曲調、ジャンルでもアンサンブルに溶け込める性質があります。

④ピッキングニュアンスも表現力豊か

ピッキングのニュアンスもアクティブベースに比べナチュラルに表現できます。

パッシブベースのデメリット

  1. ノイズが多い
  2. 本体での音作りが難しい
  3. 木材のコンディションによる影響が音に出る

①ノイズが多い

ノイズに強いポックアップはついていないのでノイズには弱いです。

②本体での音作りが難しい

パッシブベースにはイコライザーはついていないのでアクティブのような本体での音作りは難くなります。
一応トーンノブはついていますが、あくまで高音を削るかどうかだけの効果しかありません。

③木材のコンディションの影響が音に出る

使っている素材が持つ特徴の音をナチュラルに伝えるのに向いているパッシブ故に、ベース自体のコンディションの良し悪しも音に反映しやすくなり、コンスタントに同じ音を出すことが難しいと言う特徴ももあります

まとめ

stingray

アクティブベースのメリット

  1. ノイズに強い
  2. 音質劣化が少ないので輪郭のはっきりとした
    ハイレンジで高出力な音が出る
  3. 手元で多彩な音作りが可能
  4. 現場のアンプに依存しない音作りができる

アクティブベースのデメリット

  1. 電池が切れると音が出なくなる
  2. 電気系統のトラブルがパッシブに比べ多い
  3. 加工された音に感じ、アンサンブルに合いづらい事がある
  4. ピッキングニュアンスの表現力が乏しい

向いているジャンル

オールジャンル

代表的なベースブランド

  • MUSICMAN
  • ATELIER Z
  • SADOWSKY

参考

MUSICMAN ( ミュージックマン ) / StingRay Special Black Roasted Maple Maple FB Black PG MUSICMAN ( ミュージックマン ) / StingRay Special Black Roasted Maple Maple FB Black PG

パッシブベースのメリット

  1. 木材の持つ良さを伝えることができる
  2. 電気系統のトラブルが少なさ
  3. 温かみがあり、曲調、ジャンルを選ばない万能な音
  4. ピッキングニュアンスも表現も豊か

パッシブベースのデメリット

  1. 木材の持つ良さを伝えることができる
  2. 電気系統のトラブルが少なさ
  3. 温かみがあり、曲調、ジャンルを選ばない万能な音
  4. ピッキングニュアンスも表現も豊か

向いているジャンル

ハードな曲調のもの、現代的な曲

代表的なベースブランド

  • Fender

参考

FENDER ( フェンダー ) / American Original ’60s Jazz Bass Sonic Blue FENDER ( フェンダー ) / American Original '60s Jazz Bass Sonic Blue
テイラー

どちらも一長一短があります!

いかがでしょうか?
これでパッシブベースとアクティブベースの違いはわかってもらえたと思います!

普段何気なく聞いている曲でもどっちのベースが使用されているか意識しながら聞くとまた違った面白さに出会えますよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次