短期間でベースが上手くなる方法はないかな?
上記のように思っているあなたに向けた記事になります。
- ベースを録音する3つのメリット
- ベースを弾く際に気をつけるポイント
- ベースの録音方法
ベースが弾けるようになってくると、さらに上手くなりたい、どうやったら早く上達できるのかって考えますよね。
筆者もベースを始めたばかりの頃はそうでした。
ベースを始めてから約20年が経過した筆者の経験上で「上手くなった」と実感できた練習方法をご紹介します。
結論から言います。
ベースが短期間で上手くなる方法それは
自分の弾いたベースを録音して聞いてみる事です。
これが思った以上に難しく、そして、面白いオススメの練習方法でもあります。
この記事を読む事であなたのベースの上達スピードを上げる事ができますよ。
早速どうしてベースを録音すると上手くなるのかを解説していきます。
ベースを録音する練習の3つのメリット
まずは、何故ベースを録音する事でどのようなメリットがあるのかを解説していきます。
ベースを録音する事のメリットは以下の通りです。
- 客観的に自分のプレイを聞く事ができる
- DTMの理解度が上がる
- モチベーションが保たれる
それでは、それぞれ解説していきます。
メリット1 客観的に自分のプレイを聞く事ができる
一番大きいメリットが「客観的に自分の演奏を聞く事ができる」事です。
普段、演奏しながら聞いてるよ
「ベース弾いてたら聞こえてるのにわざわざ練習する必要があるのか?」
上記のように思われるかもしれませんが、それは言葉の通り「聞こえている」だけの状態です。
「ベースを弾く事」の方がウェイトが大きくなり、音を耳を凝らして聞いている人の方が少ないと思います。
でも、これは当たり前のことです。
プロサッカー選手、プロ野球の選手、メダリスト体操選手などが練習風景をスマホなどで録画している様子をテレビの情報番組で見た事はありませんか?
プロの選手でさえ「録画」と言う手段を使用して、主観ではなく客観的に自分の動作を確認しているのです。
初めて録音した物を聞く際は、自分が思っている以上に下手で、絶望しますので、ご注意ください(笑)
メリット2 DTMができるようになる
2つ目のメリットは「DTMができるようになる」です。
ベースを録音する際はPCやスマホ、タブレット内のDAWと呼ばれるソフト(アプリ)を使用して録音する事になります。
DAWは音楽を作成する事を目的として作られたソフト(アプリ)で、ベースを録音する以外も多くの機能が存在します。
最初はコピーしたベースを録音する事で背一杯かもしれませんが、DAWを触っているうちに色々な機能を使う事ができるようになるはずです。
最終的には、オリジナル曲を作る事ができるスキルを身に着ける事もできますよ。
筆者は、DAWを触って遊んでいるうちに、いつのまにかDTMができるようになっていました(笑)
メリット3 モチベーションが保たれる
3つ目のメリットは「モチベーションが保たれる」事です。
モチベーションが保たれる理由は自分が弾いた物が形に残り、聞く事ができるからです。
つまり、録音を繰り返し形に残す事で、自分の上達を感じる事ができます。
録音した音源は自分の「ベース成長記録」と言う事ができます。
ある程度上達した後で、最初の頃に録音した物を聞くと悶絶するほど恥ずかしい気持ちになりますのでご注意ください(笑)
ベースを上達させるために練習から気をつける3つのポイント
次に、ベースを録音する際に気をつけたいポイントを3つご紹介します。
以下のポイントを気をつけるだけでも、ベースが上達し、上手く聞こえるようになりますよ。
- 音の縦軸(音を出すタイミング)
- 音の横軸(音の長さ)
- 不要な音のミュート
それでは、詳しく解説していきます。
①音の縦軸(音を出すタイミング)
まず1つめに気をつけるポイントは「音の縦軸」です。
縦軸?
「音の縦軸」とは音を出すタイミングの事です。
バンドや、普段耳にする楽曲のほとんどが様々な楽器が重なって曲となっています。
それぞれの楽器の音の縦軸(音の出るタイミング)が揃う事で一体感が産まれ、迫力が出ます。
音楽がわからない人でも「上手い、下手を」がわかる一番のポイントは、この音の縦軸(音の出るタイミング)と言っても過言ではありません。
ベーシストがバンド内で意識すべき音
ベースの場合はドラムとの音の縦軸を意識するとバンドとして上手く聞こえ、迫力が出ます。
意識するといいのはドラム3点と言われるドラムのパーツです。
ドラム3点とは…
- キック(バスドラム)
- スネア
- ハイハット
特に、1拍目のドラムのキックとベースの1音目は絶対に外さないように意識しましょう。
これを意識するだけでバンドサウンドに迫力が出て、上手に聞こえます。
②音の横軸(音の長さ)
練習の際に意識するといいのが「音の横軸」です。
察しのいい方は気がついたかもしれませんね。
そう、「音の長さ」のことです。
「音の横軸(音の長さ)」は「音の縦軸(音のタイミング)」ほどわかりやすく上手く聞こえる物ではありませんが、「音の横軸(長さ)」の有無により曲中の安心感に変化がうまれます。
人間は無くてはいけない物が無くなったり、あってはいけない物があると、違和感を覚えてしまします。
以前の記事でバンドを家に見立てて説明し、その中で、ベースは柱と例えました。
もし、家を支える大黒柱が、2階でなくなっていたら不安になりませんか?
もし、大黒柱が屋根を突き抜け、外にまで張り出していたらおかしいとおもいませんか?
ジャストのサイズで有るからこそ、安心感と、快適な空間を提供できる。
そこはベースも家の大黒柱も同じなのです。
バンド演奏した際などのアンサンブルでは聞こえづらい「音の横軸(音の長さ)」ですが、練習の際は意識してみる事で上達の近道になるはずです。
③不要な音のミュート
最後に意識するべきポイントは「不要な音のミュート」です。
簡単に言うと、「必要な音以外鳴らないように弾けているか」と言うことです。
不要な音をミュートできているかどうかで、その人のベースの技量がわかるとも言われる初歩的であり、実践的でもある技術です。
ベースのミュートについてはこちらの動画でわかりやすく紹介されていますので、ご覧に鳴ってみてください。
ベースを始めたばかりの方の大半はこれができません。
筆者も初心者の頃にベースを録音してみた際に、不要な音が鳴りまくっててショックを受けました(笑)
脱初心者、ベースの技術上達を目指すのであれば、まず身に着けるべきスキルと言えます。
ベースを録音する際は是非、意識して演奏してみてください。
ベースを録音する方法
どうやってベースを録音するのかわからないよ。
iPhone、iPadなどを使用して録音する事もできるよ。
iPhone、iPadで録音するにために必要な機材は以下の通りです。
iPhone、iPadで録音するにために必要な機材
- iPad / iPhone
- GarageBand(DAW)
- オーディオインターフェース
- Lightning-USB3 カメラアダプタ(iPadの種類による)
- ヘッドフォン(イヤフォン)
- シールド(ベースをつなぐケーブル)
iPhone、iPadであればGarageBandがオススメ
DAWソフトを使用する事でDTMができるようになると前述しましたが、iPhone、iPad、macをご使用であればGarageBandと言うDAWソフトを無料でダウンロードする事ができます。
iPhone、iPad版GarageBand
iPhone、iPad用のGarageBandは公式App Storeからダウンロードできます。
オススメのオーディオインターフェース
ベース、ギターとiPad、iPhone(PC)を接続する際は「オーディオインターフェース」が必要です。
オーディオインターフェースの接続方法については以下の画像を参照ください。
使用するオーディオインターフェイスはiOS対応の物を選ぶ必要があります。
公式のHPなどでスペックや対応OSを確認して購入しましょう。
この記事では筆者手持ちのiPad、オーディオインターフェイスであるsteinberg UR12を使用して解説しています。
安くて本格的で、PCでも使えるのでオススメです。
stein berg UR12の最安値はサウンドハウスになります。
サウンドハウスで見てみるSteinberg UR12については以下の記事でレビューをしています。
Steinberg UR12レビュー iPhoneでも使える!低価格オーディオフェイス
iPad、iPhoneのGarageBandで録音する方法
iPad、iPhoneでGarageBandで録音する方法については以前の記事で解説していますので、ご参照ください。
GarageBand iOSでベース/ギターを録音する方法!休眠中のiPad活用方!
ベースが上手くなるたった1つの練習方法|まとめ
「ベースが上手くなるたった1つの練習方法」のまとめです。
ベースを録音する練習方法のメリット
ベースを録音して練習すると以下のようなメリットがあります。
- 客観的に自分のプレイを聞く事ができる
- DTMの理解度が上がる
- モチベーションが保たれる
ベースの練習で気をつけるポイント
ベースを録音して練習する際に気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 音の縦軸(音を出すタイミング)
- 音の横軸(音の長さ)
- 不要な音のミュート
ベースを録音するには?
ベースを録音する際はお手持ちのiPhone、iPadでもできますよ。
iPhone、iPadで録音する際に必要の機材は以下の通りです。
iPhone、iPadで録音するにために必要な機材
- iPad / iPhone
- GarageBand(DAW)
- オーディオインターフェース
- Lightning-USB3 カメラアダプタ(iPadの種類による)
- ヘッドフォン(イヤフォン)
- シールド(ベースをつなぐケーブル)
ベースの録音を行う事によって自分の演奏を客観的に聞く事ができるので、課題や問題点を見つける事ができるようになります。
課題や問題点を修正して行く事でベースが上達していきます。
また、自分の演奏を形に残す事ができる事、作曲の入り口になる練習方でもあるので、積極的に是非取り入れましょう。
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