ベース弾いてたらアパートのお隣さんから苦情くるかな…
本記事は上記の様な悩みを持つあなたに向けた記事になります。
- 賃貸でベースを弾く際に気をつける事
- 賃貸でベースを弾く際の騒音対策
賃貸住宅や家が近い住宅街で気になるのがベースを弾いた際の騒音問題です。
特に、近年では騒音問題による凶悪事件も発生しており、重要な問題になりつつあります。
学生さんは値段の安さに比例した薄い壁の賃貸アパートに住んでいる方が多いと思います。
筆者も学生の頃は安くて、壁の薄い物件に住んでいたので、「隣の人にこちらの音がきこえているのでは?」と言う気持ちがよくわかります。
今回の記事では、そんな賃貸住宅でベースを弾く際に気をつける点、ベースを気持ちよく弾く為の騒音対策に付いて解説しています。
この記事を読む事で、薄い壁の賃貸住宅でもベースを気持ちよく弾く事ができる様になりますよ。
賃貸住宅でのベースを弾く事は近所迷惑?やめた方がいい?
まずは、集合住宅でベースを弾いても大丈夫かの結論を言いますと
ベースを弾く方法に弾きかたを考慮すれば、賃貸住宅でもエレキベースを練習しても問題ありません
集合住宅でベースを弾く際に気をつけるポイント
以下の点を注意する事で、近所迷惑にならずにベースを楽しむ事ができます。
ベースを弾く際に気をつけるポイント
- アパートの防音性能
- ベースを弾く時間帯
- ベースを弾く方法
- ベースアンプの使用
詳しく解説していきます。
1. 集合住宅の防音性能
まず、大事になってくるのが賃貸住宅の防音性能です。
世の中にはベニヤ板で作られているのではないかと錯覚するほど酷く薄い壁の集合住宅も存在します。
筆者の友人が若い頃住んでいた社宅は、隣の住人の話し声が聞こえてくると言う酷いものでした。
オ○ラの音も聞こえる程だったらしいです(笑)
隣の部屋に住む人の会話が聞こえてくるレベルの集合住宅であれば、ベースを演奏する際の騒音にはより一層気を使う必要が出てきます。
集合住宅の防音性能の解決方法
防音性能の低い賃貸住宅を避けるためには、賃貸住宅を契約する際に、防音性能の低い物件を避ける必要があります。
防音性能が高い物件を見つけるポイントは以下の通りです。
・壁の材質
コンクリートの方が木材に比べ防音性能が優れているので、選べるのであればコンクリートの物件を選ぶと良いでしょう。
・部屋の位置
角部屋や、最上階、最下階の場合隣接する部屋数が少ないので防音対策はしやすくなります。
・部屋の間取り
自室と隣の部屋の間にクローゼットがある部屋は、壁のみを隔てる部屋に比べ物理的距離、機能的にも防音性能が高くなります。
賃貸住宅を契約する際は上記のことに確認してから契約する事がオススメです。
2.ベースを弾く時間帯
次に気をつけたいのはベースを弾く時間帯です。
人間の活動時間である昼間に出る騒音はある程度許容はできますが、活動を休止する夜間の騒音には敏感になってしまいます。
ベースを演奏する際は、寝静まる時間を避ける方がいいでしょう。
夜間は何時から?
夜間って何時から?
夜間と一口にいっても、基準は人それぞれです。
大きな音を発する解体作業現場と周辺住民との良好な関係を維持するために環境省が定めている騒音規制法では朝7時〜夜7時までが工事できる時間と定められています。
騒音規制法を参考にして、在宅が増える夜の7時以降は注意してベースを演奏するべきと考えます。
注意していれば夜中でもベース弾いていい?
注意さえしていれば夜間でもベースを弾いても大丈夫と言う訳ではありません。
一般的な就寝時間(夜中)のベースの演奏はさらに騒音対策を実施するか、ベースの演奏は避けるべきと考えます。
なぜなら、寝静まる時間帯はテレビなどの音の発生源となる物が消えるため、ベースの音が響きやすい環境になるからです。
寝る時間に聞こえる騒音は大きなストレスになりますので、昼間に比べ苦情が来る可能性が高くなります。
総務省統計局が公表している「社会生活基本調査」では就寝時間が一番早いのは青森県で22時30分が平均就寝時間となっています。
上記の事を参考にして、21時以降にベースを演奏する際はは細心の注意を払う、もしくは自重した方が良さそうです。
3.ベースを弾く方法
ベースには大きく分類して3つの奏法が存在し、それぞれ音量が変化します。
奏法によっては騒音の原因になる事があるので、注意が必要です。
ベースの奏法と音量
奏法 | 音量 |
---|---|
スラップ | |
ピック弾き | |
指弾き |
スラップ奏法は弦を叩く、弾く奏法のため発生音量が大きくなるため夜間に演奏するには好ましくない奏法です。
指弾きの場合はアンプを通さなければ同じ空間にいる同居人にも聞き取りづらい程の音量です。
ピック弾きは硬質な物(ピック)で弦を弾くので指よりは音量がある奏法です。
とは言え、スラップほどの音量は出ないので、騒音対策をすれば集合住宅でも演奏可能です。
4.ベースアンプの使用
結論から言うと、集合住宅においてのベースアンプの使用については極力避けた方が賢明です。
もしアンプを使用するにしても、なるべく昼間に使用するなどの注意が必要です。
低音は高音よりも伝わりやすい
低音は高音に比べて伝わりやすい性質を持っています。
生音では同じ空間にいる人にも聞こえづらい特性を持つエレキベースでもアンプを通す事で左右上下の部屋にまで響くほどの音量になります。
道端で車から漏れるカーステレオを聞いたことありませんか?
車から漏れるカーステレオの音は大体ズンズンと低音のみが聞こえているはずです。
理由は前述したように低音は伝わりやすい性質を持つ音域であるからです。
集合住宅で騒音を出さずにベースを演奏する方法
ベースはアンプを通す事でミュート、ピッキングのタッチ、音作りなどの練習になります。
集合住宅であっても、できればベースはアンプを通して練習したいところです。
今回は集合住宅などでもアンプでベースを弾ける環境を再現する方法を紹介していきます。
周囲に音を漏らさずヘッドホン内でアンプの音を再現する方法
- ヘッドホンアンプを使う
- ベースアンプにヘッドホンを接続して使用する
- DAWソフトを使用する
1. ヘッドホンアンプを使用する
1つ目の方法がヘッドホンアンプと呼ばれる機材を使う事で、周囲には音を漏らさずヘッドホン内でアンプの音を再現する事が可能になります。
ヘッドホンアンプはベースのジャックとヘッドホンを接続する機材で、安価、コンパクトな機材です。
当ブログでもレビューしたamPlug2 bassは、4500円ほどで購入する事ができます。
ヘッドホンアンプとヘッドホンさえあればアンプを持っていなくてもアンプサウンドをヘッドホン内で再現する事が可能です。
ヘッドホンアンプのメリット
- 安価
- 置き場所を取らない
- 外出時も使える
ヘッドホンアンプのデメリット
- あまり音作りできない
- 音質がそこまで良くない
でも、ヘッドホンしたら音源に合わせて練習できないんじゃない?
ヘッドホンをすると外部の音が聞こえない=音源に合わせてベースを弾けない
上記のように思う方もいると思いますが、ご心配には及びません。
ヘッドホンアンプには外部入力端子や、Bluetooth機能が付いている物が大半なので、スマホなどを接続し音源を流しながら演奏する事が可能です。
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amPlug2 bassの使用感、使い方についてはこちらの記事をご覧ください。
2. ベースアンプにヘッドホンを接続して使用する
すでにベースアンプをお持ちであれば、ベースアンプのヘッドホン端子にヘッドホンを装着を装着して演奏する事で周囲にベース音を漏らさずアンプの音で練習を堪能する事が可能です。
昼間はベースアンプを通して練習、夜間はベースのヘッドホン端子を使用して練習といった具合に使い分ける事も可能です。
アンプのヘッドホン端子を使うメリット
- アンプとヘッドホンがあれば可能
- 細かな音作りができる
- アンプとしても使用できる
アンプのヘッドホン端子を使うデメリット
- ヘッドホンのみ使いたい場合でもアンプが必要
- アンプの置き場所の確保が必須
- アンプを通しての練習は苦情リスクあり
ヘッドホンを通して聞いたベースの音はアンプを通して聴く音とは少し違った風に聞こえるので、ヘッドホンを1つ持っておく事をオススメします。
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3. DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用する
最後に紹介する方法は、DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用する方法です。
DAWとオーディオインターフェイスがあればPCや、スマホとギター、ベースを接続して録音する事が可能になります。
接続したギターや、ベースをPC内でアンプ、エフェクターをシミレーションして鳴らす事も可能です。
もちろん録音する事も可能なので、自分の演奏している様子を録音して客観的に聞く事でベースの上達スピードも上がります。
ベースが上手くなる練習方法についてはこちらをご覧ください。
DAWとは「Digital Audio Workstation」の略ではパソコンで音楽を作る(DTM)際に使用するアプリの事を言います。
PC、スマートフォンなどと、ギター、ベースを接続する機器
でもPCとか、DAWのアプリとか、機材とか高いんでしょ?
iPad、iPhoneをお使いであれば、appleがリリースしているGarageBandを無料で使う事ができますし、オーディオインターフェイスも1万円台で上質なものが手に入ります。
iPad、iPhoneでベースを録音する方法についてはこちらの記事をご覧ください。
当サイトではiPhone、iPad、PCで使用できるオーディオインターフェイスのSteinberg UR12をオススメしています。
Steinberg UR12のレビュー記事はこちら
DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用するメリットとデメリット
DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用するメリット
- 場所を取らない
- 色々なシミレーションを試せる
- 録音する事もできる
DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用するデメリット
- 設定などが手間
- 多少値が張る
- レイテンシ(遅延)などが気になる事もある
DAWソフト+オーディオインターフェイスを使用する方法は以下のような方にオススメです。
- PCをお持ちの方
- 作曲をしてみたい方
- ベースの上達スピードを上げたい方
- 色々な音色を試してみたい方
まとめ
賃貸アパートでベースを弾く際に気をつける事&騒音対策についてのまとめです。
ベースを弾く際に気をつけるポイント
- アパートの防音性能
- ベースを弾く時間帯
- ベースを弾く方法
- ベースアンプの使用
周囲に音を漏らさずヘッドホン内でアンプの音を再現する方法
- ヘッドホンアンプを使う
- ベースアンプにヘッドホンを接続して使用する
- DAWソフトを使用する
筆者は集合住宅にすんでいた際、ベースを演奏していて苦情が来た経験は一度もありません。
特に大した事はしていないのですが、常識の範囲内であれば苦情が来る事はないはずです。
集合住宅でも工夫をしながら、ベース演奏を楽しみましょう。
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