【まだやってないの!?】ベース弦の張り替え後に差がつく3つのポイント

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【まだやってないの!?】ベース弦の張り替え後に差がつく3つのポイント

みなさんこんにちは てらです。
みなさん、下記の様な事でお悩みではありませんか?

  • ベースの弦の交換方法がわからない
  • 普段している交換方法があっているのか?
  • 交換した後チューニングが安定しない
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ベース弦の寿命について知りたい方は下記記事を参照

ベース弦の寿命はどのくらい?ベース弦が劣化する3つの理由

筆者は初心者の頃、弦の張り替えでよく失敗をしました。上手く張れず弦がダルダルになったり、変な音がしたり…

そんな失敗を経て、20年以上ベースを続け、数え切れない程の弦を交換した筆者がベース弦の張り替え方法をわかりやすく多めの画像付きで解説していきます。

この記事を読めむ事で簡単且つ的確に弦の張り替えができ、弦の張り替え後のトラブルを回避する事ができますよ。

紹介する3つのポイントは豆知識として他の初心者にひけらかす事もできます(笑)

目次

ベース弦の張替え時に差がつく3つのポイント

早速ベース弦の交換後に周りと差がつく3つのポイントを発表します。

ベース弦交換時にやっておきたい3つのポイント
  1. ブリッッジ後方のボディに紙で養生!!
  2. 弦をカットする際は
    弦を一旦曲げてからカットしよう!!
  3. 弦を張った後は弦のストレッチ!!

では、弦の張り替えの手順と共に3つのポイントを解説していきたいと思います。

1.ブリッジ後ろに紙で養生をする。

テイラー

ポイント1

まず、弦交換の準備をしましょう。
ブリッジの後方に紙をマスキングテープなどで貼りましょう。

何もしないとブリッジに弦を通したり、外したりする際にボディを擦って塗装が削られます。
そのリスクを回避するために紙を貼ると言う作業を行います。

大きさは横幅がブリッジより大きく、縦幅はブリッジ後方のボディ全体を覆える程の物です。
厚さはすぐに破れない物であればOKです。

名刺が大きさ、厚さ共にいい感じです。

筆者は名刺を持たない職種のため、家に合った茶封筒を適当な大きさに切って使用しました。

ベースボディの養生

「別に塗装剥がれてもいいぜ!!」って人はやらなくてもいいと思いますが…


筆者はボディに4本線が付くのが嫌で。


偽物のアデ○ダスみたいじゃないですか…

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ベースの各部位の名称を知りたい方は
下記記事を参照

【完全版】これを読めばきっとわかる!!ベースの各部分名前!

2.張ってある古いベース弦を取り外す

まずは、今までしようしていたベース弦の取り外し作業から行っていきます。

ペグを緩めるてストリングポストから弦を外す

ペグを緩める

張ってあった弦を取り外すためにペグを緩めていきましょう。
弦のテンション(張力)が弱くなったらストリングポストに収まっている弦を引き抜きましょう。

この動作を1〜4弦全てに行っていきます。

古い弦をカット、回収する

弦のテンションを確認

まずは弦がヘッド部より取り外されているか、弦にテンション(張力)がかかっていないかを確認します。

弦をカットする

弦がダルダルの状態な事を確認したら1〜4限全てカットしていきます。
カットする際はブリッジ付近でカットすると弦を引き抜く際に楽です。

弦のテンションがかかった状態でカットするとカットした瞬間に弦が弾け飛び危険です。
絶対にペグを緩めてから行いましょう。

1〜4弦をカットしたら弦の端についている金属の輪っか(ポールエンド)をブリッジから引っ張って弦を抜きましょう。

ヘッド部の弦も回収しましょう。

回収した古い弦はお住いの市町村のゴミの捨て方に従って廃棄しましょう。

3.クリーニング

普段は弦が張ってあるとできない部分のクリーニングをこの際に行いましょう。

クリーニング

ヘッド、指板、ボディ(ブリッジ前方)をクロスなどで乾拭きしましょう。
普段弦が張ってある状態だと弦の下のボディ部や、ブリッジ付近は手が届きにくく、埃やピックの削れたカスなどがたます。

弦の張り替え作業のついでに綺麗にしておきましょう。

4.新品の弦をブリッジ後ろから通す

新品の弦を通す

新品の後ろから弦を通していきましょう。
この際に弦の順番を間違えない様に気を付けましょう。

画像ではポールエンドが全部同じ色をしていますが、ダダリオはポールエンドに色が付いていて色で識別可能になっています。

4弦(E)金色
3弦(A)赤色
2弦(D)黒色
1弦(G)緑色
Daddarioポールエンドの色

今回張り替えたベース弦はこちら。

BacchusのBBS45です。
ダダリオの4分の1程の値段です。

Bacchus BBS45

Bacchus公式HP

Bacchus/ベース弦 BBS45 4弦(045 / 065 / 085 / 105)〈バッカス〉

弦を張っていく順番は?

ネックへの負担を考慮し、弦を張る順番は1弦→4弦→2弦→3弦の順に張っていきましょう。

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張り替える弦の種類、材質、スケールなどを知りたい方は下記記事を参照

【ベース弦 張り替え時期】 購入時に確認するべき5つのポイント

5.弦の長さを合わせてカットする(1弦)

通した弦の先端を引っ張り、ポールエンドがブリッジに引っかかるまで伸ばします。

ストリングポスト2周回分弦を巻けるようにカットしていきます。


対応するストリングポストの2つ先のストリングポスト目安にするといい感じの長さになります。

各弦でストリングポストの位置が違うので各ストリングポストに合ったカットを行います。

1弦を張る場合

「5.弦の長さを合わせてカットする」の項目は2弦〜4弦が対象の項目です。


1弦はほとんどの弦がカットする程の余裕がないので、カットせずにそのままストリングポストに差し込む事になると思います。

6.ストリングポストに差し込む

1弦をストリングポストに入れる

弦の先端をストリングポストの穴に弦の先端を垂直に、底につくまで差し込みましょう。

7.押し込んだ弦を90度曲げる

1弦を折り曲げる

弦を穴に押し込んだまま弦が90度に曲がるように上から下に力を加えていきます。
ストリングポストの穴の角を使うって曲げるイメージで行うと上手くできます。

8.ペグを巻き上げ、仮巻きする

1弦巻き取り中

7の状態をキープしたままペグを巻いて、弦を巻き取っていきます。
ペグを巻く方の反対の手で弦をしっかりと引っ張り、ポストと密着するように心がけます。

ある程度ストリングポストに弦が巻かれ、テンションがかかってきたら、巻かれた弦を下に押しむようにしてペグを巻いていきます。

なるべくポストの下部に弦のたまりができる様に両親指先端を駆使し押し込んでいきます。

弦はポストに上から下に向かって隙間なく巻かれるように巻き取っていきましょう

弦のたるみがなくなり、少しテンション(張力)がかかってきたらそれでOKです。
一旦手を止め次の弦を張っていきましょう。

ここまでの流れを4弦全てに行います。
次は4弦を張り替えていきます。

9.弦の長さを合わせてカットする(2〜4弦)

通した弦の先端を引っ張り、ポールエンドがブリッジに引っかかるまで伸ばします。

ストリングポスト2周回分弦を巻けるようにカットしていきます。


対応するストリングポストの2つ先のストリングポスト目安にするといい感じの長さになります。

2弦〜4弦を張る場合

4弦カット目安

上記画像の場合は4弦をカットするために、赤点線部(2弦ストリングポスト)を目安としています。

2つ先のストリングポストをカットの目安にする事で、最終的に該当するストリングポストに2〜3巻程度巻かれている状態にする事ができます。

そのままカットすると巻線が緩む可能性があります。
巻線が緩むと不安定なチューニングの原因、弦の寿命が短くなったりします。
そうならないようにある技を使用しましょう。

カットする前に弦を折り曲げる

4弦折り曲げ目安
テイラー

ポイント2

カットする前に弦を折り曲げて巻線が緩む事を防止しましょう。

STEP
折り曲げ目安を決める

上記画像の場合は4弦をカットするために、赤点線部(2弦ストリングポスト)を目安としているのでその2〜3mm程手前を折り曲げる

STEP
弦を折り曲げる
弦を90度折り曲げる

90度角度がつくように折り曲げます

STEP
弦をカットする

弦を折り曲げた部分の2〜3mm程先をカットします。

弦をカット

これで弦をカットする事で生まれるダメージ(巻線の乱れ)は折り曲げている部分で止める事が出来るのです。

10.見出し6〜8の作業を行う

見出し6. ストリングポストに差し込む
見出し7. 押し込んだ弦を90度曲げる
見出し8. ペグを巻き上げ、仮巻きする

の作業を同様に行います。

11.見出し9~10を2弦、3弦にも行う

残りの弦も同様に張りましょう。

12.ストリングガイドに弦をくぐらせる

ストリングガイド

ジャズベース、プレシジョンベースタイプのヘッド部の1弦と2弦の間にはストリングガイドがほとんどです設置されています。


自分のベースにピンがあれば忘れずにピンの下を潜らせましょう。
この下を潜らせる事で適正なテンションをかけています。

くぐらせる事を忘れると弦が浮いたような状態になり、ナットから弦が外れると言う事態が多発します

潜らせる事を忘れると弦が浮いたような状態になり、ナットから弦が外れると言う事態が多発します。
筆者経験談

巻きすぎているとテンションがかかってしまい、ピンの下を潜らせる事が困難になります。
その際はペグを少し緩めてから弦をガイドの下をくぐらせ、再度ペグを巻きましょうましょう。

13.サドル、ナットから弦が外れていないか確認する

ブリッジ

最後にブリッジのサドル、ナットの溝にちゃんと弦が収まっているのか確認しましょう。

14.弦のストレッチ

テイラー

ポイント3


全ての弦を張り終えたらストレッチを全弦に行います。つまり弦を伸ばす作業です。

弦はベースに張られると、張力がかかるので自然に伸びていきます。
特に新しい弦の場合は伸びしろが大きいので、チューニングが狂いやすい原因になります。

ストレッチを行い、先に伸ばしておく事でチューニングが狂う被害を最小限に止める事ができるのです。

1.ブリッジ付近のストレッチ

弦ストレッチ

上記画像の様にブリッジ付近の1〜4弦を上から下に軽く押し込んでやります。

あまり強くやりすぎると弦中の芯線がダメになるので、やりすぎ注意。

2.弦を軽く引っ張ってストレッチ

ネック〜ブリッジ付近までの範囲で弦を軽く引っ張ってストレッチします。
こちらもあまり強くやりすぎると逆効果になるので適度な力で行いましょう。

13.チューニング

最後はチューニングをして弦交換は終了になります。

チューニングについての解説はこちらをご覧ください


いつもと違うブランドのベース弦や、違うゲージを張った際はオクターブチューニングも行う事をおすすめします。

弦を張り替えてはいけない場合ってあるの?

弦を張り替えたらダメな場合はありますか?

はい、あります。
ライブ前直前などはチューニングが不安定になるので避けましょう。

詳しくはっこちらの記事を参照ください。

ベース弦張り替えのまとめ

まとめ
  • ブリッジ後方のボディに養生をしよう
  • 古いベース弦をカットする際はペグ(張力)を緩めてから
  • 新しい弦をカットする際は2ポスト分眺めを目安に
  • 新しい弦をカットする際は弦を一旦曲げてから行う
  • ポストの巻数は2周回分
  • ストリングガイドをくぐらせる事を忘れずに
  • 弦を張った後は弦のストレッチをしましょう


ベースの弦は消耗品なので張り替える事は絶対に避けて通ることのできませんが、慣れてしまえばなんて事ない作業です!


されど、弦はベースの音に一番直結するパーツなので確実に正確に作業を行なっていきましょう。

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