ベースの弦にについて下記の様な事で悩んでいませんか?
- どのくらい使用したら張り替え時期なのか?
- 寿命がきた際の症状は?
- なぜベース弦は劣化してしまうのか?
ベース歴20年今日の現役バンドマンである筆者が、初心者さんにもわかりやすくベース弦の張替え時期や弦が劣化する理由などを解説していきます。
この記事を読む事でベース弦の張替え時期、についての悩みが解消しますよ。
この記事を読んでわかる事
- ベース弦の張替え時期
- 寿命がきた際の症状
- 弦が劣化する理由
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ベース弦張り替えの時期の目安
ベースの張り替え時期は
今張っている弦に音質的、物理的違和感を感じたら交換しましょう。
特に決まった時間、こうしなければいけないといった事はありません。
結構感覚的なんだね…
張り替え時期は結構感覚的、音の好みがとても影響してきます。
パキッとしたブライトな音が好きな人は早い頻度で交換するし、モコモコした丸い音が好みな人は長い間交換しない傾向にあります。
プロでも弦の張り替え時期はバラバラです。
あのジェームス・ジェマーソンは弦を張り替える事がなかったと言われています。
ステージのたびに交換するアーティストもたくさんいます。
定期的な交換
とは言っても定期的な張り替え時期は設けておいた方が、切れたり錆びたりする不慮のトラブルを防ぐ事ができるます。
筆者の場合は3つのベースを所有していますが、下記の様に弦の交換時期を決めています。
メインプレベ | ライブ毎 or 1ヶ月毎 |
サブジャズベ | 半年に1回ほど |
自宅練習用ジャズベ | 気が向いたら |
時期が来ずとも音がおかしい、手触りがおかしいと感じた際は張り替えます。
ベース弦の張り替え時期を過ぎるとどうなるのか?
ベース弦の張替え時期を過ぎたまま使用していると、劣化により以下の様な症状を引き起こす原因になります。
- サステイン(音の伸び)がなくなる
- 篭った様な音になる
- 弦の表面の手触りが悪くなる
- 錆びる
- ピッチが合わなくなる
篭った音になると言う項目はスラップをした際によくわかります。高音のパッキっとしたブライトな音がなくなります。
錆びると言う項目については、筆者は錆びた事はありません。
錆びまで行くと流石に余程の事だと思います。
しかし、弦のサビは放っておくとフレットに移るのでそうなる前に交換しましょう。
フレットが錆び、フレットを打ち直すとなると一大事です。
ピッチが合わなくなると言う事に関しては、筆者の耳がおかしいのかあまり感じた事がありません…
ベース弦が劣化する3つの理由
ベース弦が劣化する理由は大きく分けて3つあります。
①ベースの構造上
ベースの弦を弾くための構造である弦を張ると言う行為が弦を劣化させていっているのです。
ベースに弦を張っている際の張力(弦を両側から引っ張っぱられる力)は1本につき十数キロ〜二十数キロと言われています。
十数キロ〜二十数キロの張力が継続的にかけられる事でベースの弦は伸びてしまいます。
いくら硬い金属(ピアノ線)でできた弦とは言え
長い時間張るほど弦は伸び、崩壊していっているのです。
弦を張っているだけで劣化していってるんだよ
②手汗などの汚れ
もう一つは人間の手汗による汚れです。
手汗が弦に付着する事で弦がサビたり、酸化する事で弦は劣化していきます。
汗については人それぞれ酸性度や量が違うので、劣化具合に差が出ますが絶対に劣化しているのです。
ベースの使用後はクロスなどで弦を拭きあげましょう!
③演奏
以下の様な事でも弦は消耗していっています。
- ピッキング
- チョーキング(押弦している指で弦を押し上げ音程を変える技法)
- 押弦の際にフレットに当たる事
ピッキング一つをとってもピッキングが強い人や、スラップをする人は更に弦への負担は大きいと考えた方がいいでしょう。
張り替えない方がいいケースってあるの?
ライブ当日などライブ直前は張り替えるべきではありません。
その理由は弦を張り替えてしばらくは弦が伸びやすい状態の為、弦が伸びてピッチが安定しないためです。
ライブ中にピッチが不安定になると、アンサンブルが乱れ不協和音が発生してしまう原因になります。
前日に張り替えて、弦を伸ばす
ライブ前に張り替えたいと言う人は前日〜数日前に張り替えて、弦が馴染むまで演奏しておきましょう。
前日にある程度演奏したり、弦をストレッチ(伸ばす事)しておけば本番にピッチが不安定になる事は回避できるます。
弦交換のやり方については【まだやってないの!?】ベース弦の張り替え後に差がつく3つのポイントをご覧ください。
チューニング方法について知りたい方は初心者必見!!簡単にできるベースのチューニング方法とチューナーの使い方をご覧ください。
まとめ
ベース弦の張替えの目安
- 変えなければいけないと言う決まりはない
- 自分の好きな音が出なくなったら交換と考えたてOK
- 音色、物理的に違和感を感じてら
ベース弦の張り替え時期を過ぎると
- サステイン(音の伸び)がなくなる
- 篭った様な音になる
- 弦の表面の手触りが悪くなる
- 錆びる
- ピッチが合わなくなる
ベース弦が劣化する原因
- 構造上
- 手汗などの汚れ
- 演奏
張り替えない方がいいケース
ライブ直前
ベース弦の張り変え時期については特定のタイミングや、現象があるわけではありません。
自分の好きな音や奏法、ジャンルに合う音が出なくなった際に張り替えましょう。
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